「経営者のための資金管理入門」の最終回は、「資金を楽にする本質とは」です。

●経常収支とは

経常収支とは、1年間の経営活動で稼いだ利益のことですが、経常収支とは、1年間の経営活動で稼いだ資金のことです。

経常収支は経常収入−経常支出で求めることができます。

経常収入には、売上代金の回収額や受取利息・受取配当金・家賃収入などの営業外収入があります。

経常支出には、仕入の支払額や販売費及び一般管理費等の固定費の支払額、支払利息等の営業外支出の支払額があります。

経常収支に含まないのは、銀行借入や設備投資等の財務収支に区分される資金です。

詳しい内容はこちらから

「経営者のための資金管理入門」の第五回目は、「運転資金の増分が資金繰りに影響する」です。
●お金の流れと物の流れは違う
会社の資金管理は、なぜ難しいのでしょうか？それは、会計の仕組みに起因しています。
実は、会計は「お金の流れ」だけを表している訳ではありません。　
会計は、「お金の流れ」と「物の流れ」の両面を表しているのです。
もし、「お金の流れ」と「物の流れ」が一致していれば、『利益の増加＝資金の増加』となります。
しかし実際には、両者にズレがあるために、『利益の増加＝資金の増加』とならないのです。

詳しい内容はこちらから

「経営者のための資金管理入門」の第四回目は、「理想の経営は屋台のラーメン店だ」です。
●屋台のラーメン店の経営とは
繁盛している屋台のラーメン店では、その日現金で仕入れた食材でラーメンを作り、その日のうちに全てを売り切って、その日のうちに代金を現金で回収します。
つまり、このラーメン店は、運転資金として１日分の仕入れ代金だけあれば良く、運転資金は１年間に３６５回転していることになります。
普通の会社では、なかなか難しいことですが、資金管理の観点では、「現金商売・在庫ゼロの屋台のラーメン店」が理想の経営で、要は資金を寝かさずできるだけ早く回転させることが大切なのです。

詳しい内容はこちらから

「経営者のための資金管理入門」の第三回目は、「黒字倒産って本当にあるの？」です。
●黒字倒産って本当にあるの？
企業は、どんなに巨額な赤字を出しても資金繰りがプラスであれば、倒産することはありません。
逆に、黒字であっても資金繰りが行き詰まれば、倒産するのです。　
「勘定合って銭足らず」とか「黒字倒産」という言葉があります。
これは、「利益が出ているのに、資金がショートする」という状況を表す言葉です。
それでは、「黒字倒産」って本当にあるのでしょうか。

詳しい内容はこちら

「経営者のための資金管理入門」の第二回目は、「赤字なのにお金が増えた会社」です。
●赤字なのにお金が増えた会社
赤字でもお金が増えた会社として、四国電力の事例を紹介します。　
四国電力の２０１２年３月期の決算書の概要は次の通りです。
連結損益計算書を見ると、当期純利益は９億円の赤字となっています。
一方、連結キャッシュフロー計算書を見ると、現金等の期首残高５５億円に対し期末残高８１億円で２６億円お金が増えています。

詳しい内容はこちらから

今月から始まる新シリーズは、「経営者のための資金管理入門」と題して、中小企業の経営者・幹部の皆様に「資金管理」の考え方と分析の仕方を全６回にわたってご紹介していきます。
第一回目は、「儲かったお金はどこにあるのか」です。

●経理部長に尋ねた稲盛社長
昔、京セラの稲盛社長が期末の決算報告を終えた経理部長に対して、「儲かったお金はどこにあるのか」と尋ねたことがあるそうです。

詳しい内容はこちらから